計測メソッド|研究所のデータはこう作られています

minayuka

METHODOLOGY

スニーカーサイズ研究所のデータが「どうやって作られているか」を全部公開するページです!誰が・何を使って・どんな基準で測っているのか、データの品質管理から方法の限界まで、隠さず載せています。

なぜ「基準の固定」にこだわるのか

スニーカーのサイズ感レビューには、実は大きな落とし穴があります。「大きめだった」「ジャストだった」という感想は、履いた人の足の形と普段のサイズによって全然変わってしまうんです!

レビューごとに履く人が違えば、モデルAとモデルBのサイズ感は比べられません。そこで研究所では、足の特徴が対照的な研究員2名に基準を固定し、全モデルを同じものさしで記録することにしました。

データ同士を比較できることが、一覧データベースや診断シミュレーターの土台になっています。

サイズ感データができるまで

研究員A研究員B
性別男性女性
足の特徴甲高め足幅広め
普段のスニーカーサイズ25.5cm23.0cm
役割甲まわりの当たり・メンズ規格の基準幅の圧迫・ウィメンズ規格の基準

この2名が、次の4ステップを全モデルで繰り返しています。

1
PURCHASE実物を購入するメーカーからの提供品やレビュー用の借り物ではなく、販売されている実物を購入します。自腹だからこそ「買って失敗しないか」の目線で見られます!
2
WEAR研究員2名が着用する研究員A(男性・甲高め・普段25.5cm)と研究員B(女性・足幅広め・普段23.0cm)がそれぞれ着用し、サイズ違いも履き比べます。
3
RECORD普段のサイズとの差を記録する「普段のサイズから+0.5cmが最適だった」のように、差分(何cm調整すべきか)の形でデータベースに記録します。感想文ではなく数値で残すのがポイントです。
4
REFLECTサイト全体に反映する記録したデータは一覧データベース・診断シミュレーター・各記事の3か所に同じソースから反映されます。だから、どこを見ても結論が食い違いません!

現在121モデル・19ブランドを収録しており、サイズ感一覧データベースサイズ診断シミュレーターはこのデータで動いています!

スペック実測の手順

各記事に載せている「実測スペックデータ」は、以下の条件で計測しています。

SAMPLE

27.0cm(US9)メンズ規格の実物1足(片足)を使用。レディース展開が中心のモデルは24.0cmで計測します。

TOOLS

重量はデジタルスケール、ソール厚・つま先幅はデジタルノギスで計測。各項目3回計測した平均値を採用しています。

SCORE

スコアは、同条件で計測した定番モデルの分布をもとに、下の基準表で5段階判定しています。

スニーカーの実測ポイント図解:かかとソール厚・曲げ剛性・重量・つま先まわりの幅

5段階判定の基準値(全公開)

「軽め」「厚めクッション」といった評価は感覚ではなく、この基準値で機械的に判定しています!基準値を公開しているのは、評価の再現性をいつでも検証できるようにするためです。

判定軸54321
軽さ(重量・片足)超軽量
〜220g
軽め
220〜280g
標準
280〜340g
重ため
340〜420g
ヘビー級
420g〜
クッション厚(かかとソール厚)極厚
38mm〜
厚め
33〜38mm
標準
28〜33mm
薄め
22〜28mm
超薄底
〜22mm
しなやかさ(曲げ剛性)とても柔らかい
〜10N
柔らかめ
10〜19N
ややかため
19〜30N
かため
30〜40N
ガチガチ
40N〜
通気性とても蒸れにくい蒸れにくい標準やや蒸れやすい蒸れやすい

研究所平均もデータベースの収録モデルから自動算出しているため、収録モデルが増えると基準の精度も上がっていきます。

データの品質管理

数値の信頼性を保つために、次のルールを運用しています。

RULE 01

3回計測の平均値のみ採用。置き方や当て方による計測誤差を、複数回計測でならしています。

RULE 02

計測方式が異なる数値は比較表に載せない。過去の計測方式で取得した値が現行方式と比較できない場合、その項目は表から除外します(例:一部モデルのつま先幅)。

RULE 03

記事間でデータが食い違ったら、データベース側を正として全記事を修正。定期的に全記事とデータベースの突き合わせチェックを行っています。

数字で見る研究所

121MODELS
収録モデル
19BRANDS
ブランド
242WEAR TESTS
のべ着用テスト
354MEASUREMENTS
のべスペック計測回数

※着用テスト=収録121モデル×研究員2名。スペック計測回数=計測対象モデル×計測項目×各3回の合計です。

この方法の限界も正直に

実測にこだわっていますが、できないこともあります。知っておいてほしい限界は次の3つです。

①個体差・ロット差。同じモデルでも製造時期や工場によって数値は多少ブレます。掲載値は「研究所で計測した個体」の値です。

②足の個人差。研究員2名の基準はあくまで「ものさし」です。甲の高さ・幅・指の長さは千差万別なので、最終判断には各記事の実着レビューやサイズ診断の補正機能を活用してください。

③経年変化。ソールのへたりやアッパーの伸びで、履き込むほどフィット感は変わります。掲載値は新品時の計測です。

更新と誤りの訂正について

新しく購入・計測したモデルは、データベースと記事に順次追加しています。記事間の食い違いを見つけた場合は、突き合わせチェックのうえデータベース側を正として修正します。

もし掲載データの誤りにお気づきの場合は、お問い合わせからご連絡ください。確認のうえ訂正します!

参考文献・参考資料

計測手順・判定基準の設計や、足と靴の適合に関する記述にあたって参照している規格・公的データ・文献です。なお、掲載しているサイズ感・スペックの数値そのものは、すべて当研究所の独自計測によるものです!

規格・公的データ

論文・学会誌

専門団体・書籍

監修について

計測と判定基準の設計は、シューフィッティングの専門資格「バチェラーオブシューフィッティング」(足と靴の適合に関する専門課程の修了資格)を持つ運営者(研究員B・スニーカーセレクトショップ店長)が監修しています。

運営者の経歴・資格の詳細は運営者情報をご覧ください!

なお、当研究所の計測データは出典(スニーカーサイズ研究所・該当ページへのリンク)を明記いただければ引用歓迎です。

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